日本プラダー・ウィリー症候群協会 Prader-Willi Syndrome Association Japan (PWSA Japan)

本人・家族・関連専門職をはじめとするさまざまな支援者とともに、生活の質の向上、社会参加の推進、情報収集・発信、国際的交流・支援などに取り組みます。


お問い合わせ

 

全体の日程

 2005年10月26〜30日、国際プラダー・ウィリー症候群支援組織(IPWSO:イプソ)会長ほか海外から2名のお客さまを迎えました。IPWSOには、アジアの貧しい地域のプラダー・ウィリー症候群(PWS)の人たちへの支援を日本にしてほしいという願いがあります。今回は、日本のPWS協会の人たちと親交を深め、アジア全体のPWSで悩む本人と親への支援の絆をつくっていきたい、という目的で実情視察にみえました。

 メンバーは、IPWSO会長のPam Eisen(パム アイゼン)さん(25歳の娘さんがPWS)、PWSA USAエグゼクティブ・ディレクター(報酬を受けている何人かの理事の最高責任者)のJanalee Heinemann (ジャナリー ハイネマン)さん(33歳の息子さんがPWS)、それにIPWSOのアジア地区担当役員である台湾のShuan-Pei Lin(シュアン・ペイ リン)医師(小児遺伝専門医)の3人です。

 28日と29日の2日間で、日本プラダー・ウィリー症候群協会(PWSA Japan)主催の施設見学や会議を行い、本人・親・きょうだい・医師・療育施設職員・グループホーム職員・歯科衛生士・管理栄養士など約40名の方が参加しました。以下に、行程と主な内容を報告します。

【28日午前】神奈川県横浜市にある同愛会の視察 … 参加者10名


PWSの女性が住むグループホームと、肥満や行動を改善したPWSの男性(33歳)が働く職場(クリーニング工場)を見学し、施設の給食をいただきながら創始者の高山CEOと懇談。
※同愛会とは:横浜市を中心に障がい者・高齢者に対する福祉サービスを総合的に展開している社会福祉法人です。



【28日午後】PWSA Japan東京会議2005の開催 … 参加者38名(子ども6名)

 ◆講演

  • 「挨拶とIPWSOの活動状況」 パム・アイゼンさん(IPWSO会長)
  • 「台湾のさまざまな状況」 シュアン・ペイ リン医師(小児遺伝専門医)
  • 「PWSで注意すべき医療面を主とした危機状態について」 ジャナリー・ハイネマンさん(PWSA USAエグゼクティブ・ディレクター)
  • 「日本の状況の説明」永井敏郎医師(獨協医大越谷病院小児科教授)

  PWSA Japan東京会議の記録はこちら

【29日午前】PWS児が在籍する小学校の視察 … 参加者11名

 授業公開日を利用して、心障学級の授業(社会・理科)や通常学級との交流授業(図工)などを見学。同校には心障学級が3クラスあり、各クラス1名ずつ計3名のPWS児が在籍。

【29日午後】PWS児が在籍する学童クラブと障害者歯科診療所の視察 … 参加者11名


 PWS児2名が在籍する学童クラブのある児童館を視察し、児童館館長を交え懇談を行った。その後、中野区の障害者歯科診療所を視察。


前<- 1/5 ->次

 

Copyright© Prader-Willi Syndrome Association Japan All rights reserved.