日本プラダー・ウィリー症候群協会 Prader-Willi Syndrome Association Japan (PWSA Japan)

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医師からのメッセージ

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8.歯の手入れも重要…年齢と関係なく

 食後の歯の手入れは、歯が生える前から必要です。生えたばかりの乳歯が全部虫歯になってしまった例すらありますから、毎日の歯磨きは忘れてはなりません。PWSの人は唾液が少ないので虫歯になりやすいのですが、歯磨きやうがいは唾液腺の刺激にもなります。正しい手入れのためには、小児専門歯科の定期検診を、歯が生える前から受けたほうがいいのです。虫歯があると口腔機能に支障をきたして、丸飲みを助長し、肥満になりやすくなりますし、発音に悪影響をおよぼします。

 歯科治療のとき、麻酔をかけることがありますが、PWSの人は麻酔が効きすぎることがありますから、量を加減するなど注意が必要です。また、治療後も、呼吸に悪影響が生じる場合があるので、歯科の先生には、しばらく様子をみていただき、安全と判断してから帰宅させていただくようお願いします。

(文責 長谷川知子 … 自身の経験や医学文献、親ごさんたちからの情報、それにPWSA-USAのMedical Alert を参考にしています)

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